心理カウンセリングという言葉も近年すっかり耳慣れたものになってきたのではないでしょうか。その一方で、心理カウンセリングが何をする場なのかを実際にご存知の方は、意外と少ないようです。
心理カウンセリングとは、専門的な方法を使うことによって、来談者の生き方や感じ方に変化を生じさせ、実生活の様々な問題に対応していく能力を回復させる作業のことであると私は考えています。来談者が直面している困難には、人間関係の悩みや葛藤として意識されているような事もあれば、不安や焦燥感といった感覚、不眠や不適切な行動(過度の喫煙や飲酒、乱暴な言動、引きこもり)や原因のはっきりしない身体症状など色々なものがあります。心理カウンセラーや心理療法士の役割は、適切なテクニックを用いることで、症状を改善したり、感情のバランスを取り戻すお手伝いすることです。それまで気づかなかった自分のあり方や可能性を発見し、生き生きとした生活を送れるようになるのが心理カウンセリングの目的なのです。
カウンセリングというと、悩み事を聞いてもらったり相談するするというイメージがあるかもしれません。そのような方法が適している場合ももちろんあります。ただ近年の心理療法のテクニックの進歩は著しく、不安や抑うつ症状、身体症状が強い場合は、脳の記憶機能に直接作用していく身体心理療法によって、高い治療効果をあげています。詳しくははライフスパンインテグレーション療法についてのページをご参照ください。
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