ごはんがおいしくない。何に対しても興味がわかない。
人のいるところに行くのに気がすすまない。
些細なことが気になって、頭から離れない。
すぐいらいらして配偶者や子どもにあたってしまう。
電話に出るのがこわい。
疲れているのに眠れない。
朝疲れていて会社や学校へ行くのが辛い。
気分が重い。。。もっと頑張らなければと思うと余計落ち込む。
どうしてうちの子はこんなに落ち着かないの?発達障害?
心理カウンセリングを受けた方がいいのだろうか?
日本では心理カウンセリングはまだまだ一般には浸透していなくて、悩み事があること自体を恥であるかのように感じたり、精神的なトラブルを専門家に相談するという事が自分の能力不足をさらけ出すかのように感じる人もいます。人には自分で環境に適応していく能力がある程度備わっていているのも確かです。しかし、変化が激しく、人間関係が流動的な現代社会で生きていくのに、何らかのサポートが必要なことが人生の一時期あるのは自然なことではないでしょうか。ましてや、海外移住はどんな人にとっても大きなストレスを伴う経験で、移住後何年経っても人生の重要な局面に影響するものです。風邪をこじらせてしまった人が内科医にかかるのと同じように、精神的なバランスを回復するために心の専門家にかかるのは必要なことだと思いませんか。
ここヨーロッパ、特にフランスは、心理カウンセリング・療法という点では長い伝統のある国です。心の問題があるときに、精神科医や心理カウンセラー・療法士(一般にまとめてプシー “psy” と呼ばれる)の診療・治療を受けるのはごく日常的なことで、学校でも教師は問題のある生徒には心理カウンセリングを積極的に勧めますし、知識階級や文化人などにとっては自己啓発のための嗜(たしな)みとすら考えられているほどです。フランス人のやることが全て良いという訳ではありませんが、不適応感を抱えたまませっかくの人生を云々としながら過ごしていくのも残念なことです。人それぞれ自分にあった解決方法を見つけていくのが最良だとすれば、心理カウンセリングも一つの手段として考えられてみてはいかがでしょう。
このサイトでは、カウンセリングに来てみたいが何を期待していいのか分からないという方のために、心理カウンセリングについて私の経験と考えをもとに説明しています。ただ、心理カウンセリングは実際に経験してみないと分からないものですし、カウンセラーや手法によって受ける印象も異なります。一度面談に来たからといって、継続しなければいけないというものでもないのですから、ご興味があればまずは試されてみることをお勧めします。注意深く客観的に話を聞いてもらうだけで、心が軽くなり、自分に必要なことが自然と見えてくるはずです。